矢野経済研究所とJAPAN AI、市場調査レポート横断の「YDBエージェント」提供開始
矢野経済研究所JAPAN AI市場調査AIエージェント国内
矢野経済研究所とJAPAN AIは10月22日、過去5年分・1000タイトル超の市場調査レポートをAIで横断参照する「YDBエージェント」の提供を開始した。出典付き回答、PowerPoint/Excel形式のサマリー初稿の自動作成、5フォースやSWOTのフレームワーク分析、事例収集の4機能を備える。年間約250タイトルの新規レポートが順次反映される。
何が発表されたか
- 矢野経済研究所(東京都中野区、1958年設立)と JAPAN AI(東京都新宿区、2023年4月設立、ジーニーのグループ会社)が「YDBエージェント」を2026年10月22日に提供開始。両社は2026年4月1日付で業務提携している(資本提携は伴わない)。
- 矢野経済研究所の過去5年分・1,000タイトル以上の市場調査レポートをAIで横断参照するサービス。機能は4つ。
- 出典付きデータで回答: 質問に対し、出典元レポートの全文を確認できる形で回答する。
- サマリーレポートの自動作成: PowerPoint や Excel 形式の初稿を数分で出力する。
- フレームワーク分析: 「5フォース」「SWOT」などの分析を、レポートやIR情報から行う。
- 事例収集: 「市場参入」「価格改定」などの事例を複数レポートから集める。
- 年間約250タイトルの新規レポートが順次追加され、発刊直後から回答に反映される。
- 対象は既存顧客だけでなく新規顧客も含む。
実務への影響
- 提案書やコンテンツ制作で市場データを引く作業が変わる。従来は「レポートを買って読む」だったものが「質問して出典付きで引く」になり、しかも出典元の全文を確認できる。引用の裏取りが前提に組み込まれている点が、受託の成果物に使う上で重要。
- PowerPoint/Excel の初稿が数分で出るので、クライアント向け市場分析パートの工数が圧縮できる。ただし初稿であり、そのまま納品する類のものではない。
- オウンドメディアやホワイトペーパーの制作で、一次性のあるデータを出典付きで載せられるのはAIO/AEO観点でも効く。出典が明示された独自データは、生成AI検索に引用されやすい側の素材になる。
- 5フォースやSWOTを自動で組める点は、競合分析を含む提案を数多く出す制作会社・コンサルにとって実利が大きい。
利用条件
価格は公式リリースに記載なし。無料トライアルの実施は予定されているが詳細は未定で、決定次第サービスサイトで案内される。
