
Vercel AI Gateway、Basetenの判定モデル2種を10月27日まで無料提供
VercelAI GatewayBasetenAI SDKモデル
Vercelが10月21日、Basetenの判定モデル「Mammoth-1」(27Bパラメータ)と「Elephant-1」(9Bパラメータ)をAI Gatewayで公開した。テキスト分類やリクエストのルーティング、独自基準でのスコアリングを行うモデルで、コンテキストは16kトークン。10月27日まで無料で利用できる。
何が発表されたか
Vercel は 2026年10月21日、Baseten の判定(decision)モデル2種を AI Gateway 上で提供開始した。無料アクセスは 10月27日まで。
- Mammoth-1: 27Bパラメータ。Vercel によると Jev Decision Index で1位。
- Elephant-1: 9Bパラメータ。Artificial Analysis Decision Index で同率1位。
いずれもテキストの分類、リクエストのルーティング、自分で定義した基準に対するコンテンツのスコアリングを行う。両モデルとも16kトークンのコンテキストに対応し、選択肢・確率・スコアを返す。
使い方としては、モデル名に baseten/mammoth-1 または baseten/elephant-1 を指定する。1回のリクエストで同じ入力に対して複数の質問を投げられ、質問の型は Choice/Boolean/Score の3種類。AI SDK の例では experimental_decide に model、state、questions を渡し、result.answers を読む形になっている。自動実行するか人のレビューに回すかの確率しきい値は、アプリケーション側で設定する。判定の呼び出しはログに記録され、他のモデルリクエストと同様に予算にカウントされる。
開発者への影響
- 問い合わせの振り分け、投稿の一次審査、商品説明文の基準適合チェックといった「判定」用途に、汎用の大規模モデルより小さいモデルを充てられる。確率とスコアが返るため、しきい値での自動化・人手レビューの切り分けが設計しやすい。
- 1リクエストで複数の質問をまとめられるため、同じ入力に対する複数観点の判定をまとめて処理できる。
- 無料期間は10月27日までと短い。評価したい場合は早めに試す必要がある。期間後の料金はこのページには記載がない。
- コンテキストは16kトークンなので、長文全体を一度に判定させる用途には向かない。分割して渡す前提で設計したい。
