robots.txtでAI学習拒否を一括指定、主要4社が共通トークンに対応表明
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OpenAI・Google・Microsoft の3社が、robots.txt に書く共通のポリシートークン「__usage_ai-training」への対応を表明した。Anthropic も実装中とされる。クローラーごとの個別指定をやめ、1ブロックでAI学習の可否を宣言できるようになる。ただし各社の対応時期は2027年前後にずれ込む。
何が発表されたか
- robots.txt の
User-Agent行に、クローラー名ではなくポリシートークン__usage_ai-trainingを書き、その下のDisallow/AllowでAI学習利用の可否を表明する方式。 - IETF の AI Preferences(AIPREF)ワーキンググループでの議論をもとにした Internet-Draft「Machine-Readable Training Preference Signal」が土台。提出は個人資格で、まだ正式な標準化プロセス上の地位はない。
- 新しいディレクティブや文法は導入しないため、既存の robots.txt パーサーには影響しない。
- 対応時期は各社でずれる。OpenAI は「数か月以内」、Google は2027年、Microsoft は2027年2月1日から読み取り開始、Anthropic は時期未定。
- トークンを書かない場合は「学習に関する意思表示なし」として扱われる。
実務への影響
クライアントサイトの robots.txt に、これまでの GPTBot Google-Extended ClaudeBot といったUA個別指定を積み上げる運用から、1ブロックで意思表示できる形に寄せられる。ただしクロール制御とは別物で、このトークンはクロール自体を止めない。「AI検索に出たいが学習には使わせたくない」という要望は、この2つを分けて設定することで初めて表現できる。
注意点が3つある。第1に、Google-Extended を明示していないサイトが共通トークンで学習拒否すると、Google-Extended も拒否扱いになる。Gemini のグラウンディング経由の流入を期待している場合は、Google-Extended を明示的に許可しておく必要がある。第2に、Microsoft の NoArchive / NoCache を使っているサイトは2027年3月1日までにページ単位設定へ移行が要る。第3に、各社が自社の既存コントロールや個別契約を優先しうると明記しており、書けば必ず守られるという保証ではない。
受託案件では、年内に慌てて書き換える必要はない。むしろ「オプトアウトしたいのか、AI検索には出たいのか」をクライアントと決めておく工程を、2027年初頭の対応前に挟むのが現実的。
補足
各社公式ブログの原文は本稿では未確認(ITmedia NEWS の報道に基づく)。Microsoft 側の告知は Bing 公式ブログで別途確認済み。
