ランサムウェア被害組織の65%「AIで攻撃の効果が高まった」 Proofpoint調査
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Proofpointは2026年10月27日、12カ国953人のセキュリティ担当者を対象とした調査結果を公開した。過去12カ月にランサムウェア被害を受けた組織のうち65%が「AIによって攻撃の効果が高まった」と回答。日本では66%で、初期侵入はフィッシング・メール経由が34%と最多だった。
何が発表されたか
Proofpointは2026年10月27日、ランサムウェアに関する調査結果を公開した。対象は12カ国のセキュリティ担当者953人で、そのうち84%(803人)が過去12カ月間にランサムウェアのインシデントを経験している。
AIと攻撃の関係
- 被害を受けた組織のうち、グローバルで65%が「AIによって攻撃の効果が高まった」と回答
- 日本では66%(「大幅に」26%、「ある程度」40%)。グローバルはそれぞれ28%、37%
- 「AIはまったく使われていない」と答えた日本の組織は5%のみ(グローバル9%)
初期侵入の経路
- 最も多い初期段階の脅威はフィッシングやメールを使ったソーシャルエンジニアリングで、日本・グローバルともに34%
- 日本の初期段階の脅威の内訳は、不正な添付ファイル71%、不正なリンク49%、ビジネスメール詐欺48%
- グローバルでは不正なリンク47%、添付ファイル46%、認証情報の窃取36%、会話ハイジャック23%
被害後の状況
- 身代金を支払った日本の組織は37%(グローバル54%)。支払った組織のうち約37%が二度目の要求を受けている(グローバル43%)
- 機密データの窃取を確認した日本の組織は21%(グローバル36%)
取るべき対応
影響を受けるのは、業務でメールを使うすべての組織。とくに少人数で情報システム担当を兼任している中小企業やフリーランスは、初期侵入の入口がメールに集中している点を踏まえた対策が効率的になる。
- 添付ファイルとリンクの扱いを見直す。日本では添付ファイル経由が71%と突出しており、添付の自動実行やマクロの既定有効化を止めておく
- 日本の組織の42%が「攻撃が正規のものに見えたため従業員が疑わなかった」と回答している。巧妙化を前提に、送金・認証情報入力は別経路で確認する運用にする
- 日本の49%が「ユーザーが不正コンテンツをクリック・開封等した」ことを挙げている。訓練だけに頼らず、クリックしても被害が広がらない構成(権限の分離、バックアップの隔離)を用意する
- 支払った組織の約37%が再要求を受けている点は、支払いが解決にならない実例として押さえておきたい
調査は回答者の自己申告に基づくもので、AIの関与は検知・推定を含む点に留意が必要。
