PFN、翻訳特化LLM「PLaMo 3 Translate」をオープンウェイトで公開
PFNPLaMo日本語LLMオープンウェイトオンデバイス
Preferred Networksは11月5日、翻訳特化の大規模言語モデル「PLaMo 3 Translate」を0.8B〜31Bの4サイズでオープンウェイト公開した。スマートフォンやノートPC上でのオフライン翻訳に対応し、年商10億円以下は事前登録で商用利用も無償となる。
何が発表されたか
- Preferred Networks(PFN)が11月5日、翻訳特化LLM「PLaMo 3 Translate」のモデル重みを公開
- サイズは 0.8B、2B、8B、31B の4種。各サイズに BF16 版と量子化版(FP8、W4A16、W4AFP8、NVFP4)があり、GGUF と MLX-4bit 形式も提供される
- ライセンスは PLaMo Community License。個人・非商用(学術利用を含む)は事前登録なしで無償。商用利用は、自社および関連会社の直近会計年度の売上が10億円以下であれば事前登録により無償。それを超える場合は別途ライセンス契約が必要
- PFN自身の評価では、日英翻訳において0.8Bモデルが TranslateGemma 27B や Hy-MT2 30B-A3B を上回るスコアを記録(PFTB、SaaSベンチマーク、WMT24++ の3種の平均)。多言語はFLORES+の15言語サブセットで評価し、2B以上で同様に高いスコアとしている
- 配布先は Hugging Face(pfnet/plamo-3-translate コレクション)
実務への影響
- 0.8Bという小ささでオンデバイス動作するため、社外に出せない文書の翻訳をローカルで完結させられる。受託案件の仕様書、契約書、顧客データを含む資料の翻訳で、クラウド翻訳APIを使えなかった場面の選択肢になる
- 多言語サイトの制作で、翻訳APIの従量課金を見込んでいた部分を自前ホスティングに寄せられる可能性がある。初稿生成を手元で回し、人のレビューに工数を振る構成が組みやすい
- 商用無償の線引きが「売上10億円以下」であることは実務上の重要点。フリーランスや小規模法人は事前登録で使えるが、大企業の案件で納品物に組み込む場合はクライアント側の売上規模で判断が変わる。ここを確認せずに提案すると後で詰まる
- 量子化版とGGUF/MLX形式が揃っているので、Ollama や llama.cpp、Apple Silicon 上での検証に入りやすい
利用条件
- PLaMo Community License。商用利用は売上10億円以下なら事前登録で無償、超過時は個別契約。導入前にライセンス本文の確認を推奨。
補足
- PFN公式のプレスリリースに基づく。
