
Microsoft Clarity、AIエージェントの来訪を可視化する機能を追加
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Microsoft Clarityが11月4日、AIエージェント経由の流入を可視化する「Agent Activity」ダッシュボードと、自然言語で分析を尋ねる「Ask Clarity」、自社カタログに基づく接客AI「Brand Agents」の拡充を発表した。Clarityの分析では、エージェント経由の週間セッションが3週間で約2倍、200万件近くに達しているという。
何が発表されたか
Microsoft Clarity は、AIエージェントが顧客の代わりに動く時代/AIアシスタントが商品を推薦する時代/人が自分でサイトを見る時代の3つに向けた機能を、Clarity 利用者にグローバル提供すると発表した。
- Agent Activity ダッシュボード: AIエージェント経由のトラフィックの推移、どのエージェントが来訪したか、サイト上で何をしたか(検索、フォーム送信、ログイン、ダウンロード、予約、チェックアウト)を表示する。
- シミュレーション評価: エージェントが主要タスクを完了できるかを検証する機能。タスクを完了できたか、所要時間、必要だった操作回数、改善できる点を報告する。現時点ではコマースと旅行の導線が対象で、他の導線も予定されている。
- Ask Clarity: サイトのデータについて自然言語で質問できる。考えられる原因を検証し、次の打ち手を提示し、該当するセッション記録に紐付ける。現在はウェブサイトの行動分析が対象で、小売事業者向けのクローズドベータ(ウェイトリスト制)。
- Brand Agents: 自社の商品カタログ、送料・返品ポリシー、ブランドボイスに基づく接客AI。対象の WooCommerce / Shopify 店舗は Microsoft Copilot、Bing、MSN に商品を露出でき、購入は自社サイト上で完了する。地域ビジネスは Square、Jobber、HubSpot、Calendly、Housecall Pro、Salesforce などと組み合わせて見込み客の獲得や予約受付に使える。対象の WordPress サイトはすでに利用を開始できる。
集客・販売への影響
- Clarity の分析によると、AIエージェント経由の週間セッションは3週間で約2倍に増え、200万件近くに達した。
- 分析の元データは2026年8月13日〜9月9日の 230,511 プロジェクト、523万件のエージェントセッション。OpenAI、Google、Anthropic のエージェントが検出されている。
- 早期アクセスの利用者調査(n=16、2026年7〜8月)では、16人中14人(88%)が自社やサイトについて新しい発見があったと回答した。
- ある早期アクセス顧客では、あるランディングページのページビューの 80.2% が次のクリックなしで終了していた。
エージェント経由の流入が「人のアクセス」と同じ指標で見えなかった状態から、どのエージェントがどこで離脱したかを切り分けられるようになる。チェックアウトやフォームがエージェントに扱えない作りになっていないかを、推測ではなく計測で確認できる点が実務上の変化になる。
