
AI検索の可視性データを35領域で公開 Web制作会社領域も対象
LLMOAI検索SEO調査データWeb制作
Queueが運営するLLMOナビで、35領域の業界別AI検索可視性データが公開された。社名を含まない質問をGeminiに領域ごと約100件入力し、回答に登場した企業名と引用元サイトを集計したもの。言及が多い企業と引用が多いサイトが一致しない領域があり、Web制作会社領域では両者が別だった。
何が発表されたか
Queue株式会社は2026年10月7日、同社が運営するメディア「LLMOナビ」で35領域を対象とした「2026年10月の業界別AI検索可視性データ」を公開した。
調査方法は以下のとおり。
- 特定の社名・サービス名を含まない質問を、領域ごとに約100件ずつGoogle Geminiに入力
- 回答に登場した企業・サービス名と、回答の根拠として引用されたWebサイトを集計
- 出現率は、対象の名称が登場した回答数を当該領域の全回答数で割って算出
公開された結果のうち、同じ名称が繰り返し登場する例としてShopifyが100回答中82回答、リクルートエージェントが75回答に登場した。クラウドサインとGMOサインはいずれも出現率72%だった。
集客・販売への影響
注目したいのは、言及される企業と引用されるサイトが一致しないケースがあることだ。
- Web制作会社: 言及回数が最多のPRONIアイミツ(10回、出現率10%)と、引用回数が最多のweb-kanji.com(27回)が異なる
- ウォーターサーバー・浄水器: 言及最多のエブリィフレシャス(37回)と引用最多のmizu-navi.jp(28回)が異なる
つまり「名前を挙げられること」と「情報源として引用されること」は別の指標であり、どちらを狙うかで打ち手が変わる。
Web検索の実行率にも領域差がある。M&A仲介・事業承継支援とウォーターサーバー・浄水器は97%、Web制作会社は80%、サイバーセキュリティは41%。EC構築と転職エージェントは公開レポート上0%だったが、名称自体は多数の回答に登場している。検索を介さずモデル内部の知識で答えられている領域では、新しく公開したページが即座に反映されるとは限らない。
なおQueueは、本調査は市場シェアやサービス品質、推薦率を示すものではなく、公開された言及回数は同一企業の別ブランド名などを独自に合算していないと注記している。結果は調査時点のスナップショットであり、モデルの更新や質問の表現によって変動する点にも注意が必要だ。
