
Intel第3四半期決算、データセンター・AI部門が78%増
Intel決算データセンターAI半導体設備投資
Intelは10月29日、2026年第3四半期決算を発表した。売上高は165億ドルで前年同期比21%増、データセンター・AI(DCAI)部門は73億ドルで78%増と、CFOは「15年で最も強いデータセンター成長」と表現した。一方で第4四半期の売上見通しは150億〜160億ドルとしている。
何が発表されたか
Intel は2026年10月29日、2026年第3四半期(Q3)の決算を発表した。
- 売上高は165億ドルで、前年同期比21%増。
- GAAP ベースの希薄化後 EPS は0.60ドル、非GAAP ベースでは0.52ドル。
- データセンター・AI 部門(DCAI)の売上高は73億ドルで、前年同期比78%増。CFO はこれを「15年で最も強いデータセンターの売上成長」と表現した。
- 第4四半期の見通しは、売上高150億〜160億ドル、GAAP EPS 0.10ドル、非GAAP EPS 0.25ドル。粗利率は GAAP 37.1%、非GAAP 38.0%。
- CEO は、Xeon ファミリーへの需要に対して「追加の供給を確保すること」が当面の優先課題だと述べた。
- CFO は、供給を増やすため生産能力と運転資本に規律ある投資を続けるとしている。第3四半期の有形固定資産の取得は42億ドル。
リリースには AI 向けの設備投資額そのものの数字や見通しは示されていない。
事業環境への影響
AI 向けサーバー需要が半導体側の数字に表れている一方、供給側がそれに追いついていない構図が読み取れる。
- DCAI の78%増は、AI 向けインフラ需要が実際の売上として計上され続けていることを示す。クラウドやサーバーの調達コストが当面下がりにくい前提で見ておくのが無難だろう。
- CEO が「追加供給の確保」を優先課題として挙げている点は、サーバー機器やインスタンスの納期・確保のしやすさに影響しうる。自社やクライアントのインフラ増強を計画している場合、リードタイムを長めに見ておきたい。
- 第4四半期の売上見通しは150億〜160億ドルで、第3四半期の165億ドルを下回る水準が示されている。AI 部門の伸びと会社全体の見通しが必ずしも同じ方向を向いていない点は、「AI 需要が強いから半導体関連は一本調子」とは言い切れない材料になる。
