Google、ワイオミング州に170億ドル規模のAIデータセンター新設
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Googleは11月5日、ワイオミング州ララミー郡に同州初のデータセンターを建設すると発表した。投資額は170億ドル規模。702MWの燃料電池とCCS(CO2回収・貯留)を組み合わせた電源構成が特徴で、建設期間中は州全体で8,800人超の雇用を見込む。
何が発表されたか
- 投資額170億ドル規模で、ワイオミング州ララミー郡(シャイアン近郊)に同州初のデータセンターを建設
- 電源は American Electric Power と契約した702MWの燃料電池プロジェクト。燃料電池は Bloom Energy 製で天然ガス駆動、同種の計画では最大規模とする
- 排出分の大半は Tallgrass Energy の Eastern Wyoming Sequestration Hub で地下貯留。これによりGoogleのCCS契約容量は合計で約1GWに到達
- Tallgrass Energy と Black Hills Energy のガス発電からも電力を購入。水使用量を抑えるため冷却は空冷を採用し、使用電力は全量を自社負担とする
- 雇用は建設期間中が州全体で8,800人超(ピーク時の現地雇用約2,500人、平均年間労働所得約6.1億ドル)、運用段階が年3,700人超(直接雇用250人)
実務への影響
- 「AIの電力問題」への対応が、電力会社からの購入ではなく電源の自前調達とCCSの組み合わせへ進んでいることを示す事例。クラウドの単価やリージョン選択の前提が中期的に動く可能性がある
- 新規リージョンの増設は、国内から利用する際のレイテンシやデータ所在地の選択肢に影響する。SaaSの提供地域やデータの保管先を顧客に説明する場面では、こうした増設動向を押さえておくと話が早い
- 住民説明会の開催、コミュニティ協議会の設置、固定資産税の見込みまで踏み込んで発表しているのが特徴。AIインフラの立地が地域の政治的論点になりつつある兆候として読める
補足
- Google公式ブログ(The Keyword)の発表に基づく一次情報。
