Google広告、小売の1stパーティ顧客データをブランドに共有する機能
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Google広告ヘルプが「commerce audience sharing」を公開した。小売やマーケットプレイスなどのコマースパートナーが、Audience Managerの1stパーティセグメントをブランドや出品者に共有できる仕組みで、共有オーディエンスを使うキャンペーンの遷移先はコマースパートナーのサイトに限定される。
何が発表されたか
Google 広告のヘルプに「About commerce audience sharing through Google Ads」が掲載された。小売やマーケットプレイスといったコマースパートナーが、自社の 1st パーティデータのセグメントを、ブランドや出品者である広告パートナーに共有できる仕組みだ。
ヘルプに記載されている主な内容は次のとおり。
- コマースパートナーは Audience Manager でセグメントを選び、「Share with partners」からリンク済みの広告パートナーを指定して共有する。共有の停止はいつでも可能
- 広告パートナー側では、共有されたセグメントに「Shared」バッジが付き、キャンペーンとターゲティング設定に追加できる。自社の 1st パーティデータと組み合わせることもできる
- 共有オーディエンスを使えるのは、対象となる commerce media network キャンペーンのみ
- 広告パートナーの Google 広告アカウントが、コマースパートナーの Google Merchant Center および広告データ共有アカウントとリンクされている必要がある(Data Manager で確認できる)
- 共有オーディエンスを使うキャンペーンは、コマースパートナーのサイトにしか遷移させられない
データ共有リンクを受け入れると新しいコンバージョンアクションが作成されるが、コマースパートナーが広告アカウントに直接アクセスできるようになるわけではない、とヘルプは明記している。
集客・販売への影響
ブランド側から見ると、自社サイトでは接点のない購買データを使って広告を配信できる一方、着地先は小売のサイトに固定される。自社 EC への流入を増やす施策としては使えず、小売チャネルでの売上を伸ばす用途に限られる点が最初の判断材料になる。
実務で確認しておきたいのは次の点。
- Merchant Center と広告データ共有アカウントのリンクが前提条件になるため、代理店として運用している場合はアカウント構成の整理が先になる
- オーディエンスタイプごとの標準要件は双方が満たす必要がある。たとえば Customer Match では両アカウントが要件を満たしていなければならない
- コマースパートナー側はインプレッション・クリック・コンバージョン・費用などのパフォーマンス指標を見られる。広告パートナー側はセグメント名・顧客タイプ・リストサイズ・メンバーシップ状況とコンバージョンデータを見られる
- コマースパートナーは共有オーディエンスに対して承認済みドメインを指定できる
ヘルプには提供時期や提供地域の記載はないため、実際に使えるかどうかは管理画面とパートナー側の対応状況で確認することになる。
