Google広告、AIが口コミを要約して検索広告に表示 英語圏4カ国で
Google広告検索広告口コミAI生成
Googleが広告ヘルプに「Review summaries(口コミの要約)」の解説ページを公開した。Web上の口コミをAIが集約し、肯定的な内容のみを検索広告に短い文として表示する。対象は米国・英国・オーストラリア・インドの英語広告で、広告主が生成された文面を直接編集することはできない。
何が発表されたか
Googleは広告ヘルプに「About Review summaries」のページを公開し、検索広告にAI生成の口コミ要約を表示する仕組みを説明した。
- GoogleのAIが Web上の各種口コミを集約 して短い要約文を生成する
- 要約は 肯定的な内容のみ(positive only)を取り上げる。否定的な評価は含まれない
- 品質と正確性のために「強いグラウンディング要件(strong grounding requirements)」を適用しているとしている
- 表示対象は 米国・英国・オーストラリア・インド の 英語 の広告
- 表示場所は検索広告で、Google.com上のすべての広告掲載位置、対応する全デバイス
- 対象は検索キャンペーンで、センシティブカテゴリを除く全業種。ヘルプページが名指ししているセンシティブカテゴリは医薬品(pharmaceuticals)
- 広告のパフォーマンスが改善すると予測した場合にのみ表示されるとしている
- 広告主は 生成された文面を直接編集・カスタマイズできない。Googleはこれを「ユーザーのフィードバックであるため」と説明している
なお、ヘルプページには口コミの具体的な取得元、必要な件数、新しさの条件、評価が低い事業者をどう扱うかについての記載はない。有効化・無効化の手順やオプトアウトの方法、要約の表示実績やパフォーマンスのレポートについても説明されていない。
集客・販売への影響
現時点で日本語・日本市場は対象外のため、国内向けの検索広告に直接の影響はない。一方で、英語圏向けに出稿している事業者には次の点が関わってくる。
- 広告見出しや説明文とは別に、自社で文面を制御できない要素 が広告枠に加わる
- 表示される内容の元になるのは自社サイトの情報ではなく、Web上に散らばる第三者の口コミ である
- 肯定的な内容のみが抽出される仕様のため、口コミ側の記述が広告文として使われる前提で、各レビュー媒体の記載内容を見直す意味が出てくる
英語圏に出稿していない場合も、口コミが広告クリエイティブの素材として扱われる流れ自体は押さえておきたい。対象国が広がるかどうかは、ヘルプページでは言及されていない。
