
日本EC30社のAI検索調査、業界質問で中小47%・大手34%が言及
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Big-O Information Intelligenceが日本のEC・D2C30社を対象に、生成AIがサステナビリティ情報をどう認識・引用するかを調査した。社名を挙げない業界質問では中小が47%、大手が34%で名前が挙がった。具体的な回答526件のうち17%は公式サイトを引用しておらず、サイトに記載のない内容を説明された例もあった。
何が発表されたか
台北に本社を置くBig-O Information Intelligence Corp.は2026年10月8日、「日本ECブランド AI検索×GX可視性調査2026(第1回)」を公開した。生成AIが各ブランドのサステナビリティ情報をどう認識し、どこを引用するかを調べたものだ。
- 対象: 日本のEC・D2Cブランド30社(大手10社・中堅10社・小規模10社)
- 調査期間: 2026年9月5〜6日
- 使用モデル: ChatGPT(検索あり)、Gemini(検索グラウンディング)、Claude(Web検索)、Perplexity
- 質問: 1社あたり10問(ブランド名を挙げる直接質問5問、業界質問4問、競合質問1問)、計1,200回答
集客・販売への影響
社名を挙げない業界質問480問では、中堅・小規模ブランドが47%の回答で名前を挙げられ、大手の34%を上回った。規模が小さいほどAI検索で不利とは限らない、という結果だ。
引用のされ方には課題が残る。
- ブランド名を挙げてサステナビリティを尋ねた600問のうち、526問(88%)で具体的な回答が得られた
- そのうち90件(17%)は、自社の公式サイトを情報源として引用していなかった
- 30社中6社は公式サイトにサステナビリティ・CO2・GXの記載が見つからなかったが、AIは取り組みを説明していた(6社すべて小規模D2C)
GX認知スコア(100点満点)は大手79点、中堅44点、小規模28点。公式サイトでの開示スコア(65点満点)は順に44点、12点、6点だった。項目別では、CO2削減目標が具体的に説明されたのは52%、カーボンニュートラル・GX方針が58%、環境認証(ISO 14001、SBT、CDPなど)が52%。30社は「信頼されるサステナブルブランド」11社、「AIには見えているが情報が弱い」16社、「AIに見えていない」3社に分類された。
Big-Oは、本調査は実際の環境パフォーマンスやESG評価を測るものではなく、公開情報のAIによる説明と引用を見るものだと注記している。個別の社名は非公開で、回答は質問の表現やタイミングで変動する。
