Anthropic、ライフサイエンス分野のゲスト研究者を公募
AnthropicライフサイエンスAI for Science研究公募業界全般
Anthropicは10月22日、ライフサイエンス研究者を対象にしたゲスト研究者の公募を開始した。採択者は8〜12週間、Anthropicの研究者と組んでClaudeを使い、自ら選んだ課題に取り組む。モデルと実行環境は無償提供され、データの権利は研究者側に残る。応募期間は告知から約14日間。
何が発表されたか
- Anthropic が Guest Investigators in the Life Sciences の公募を開始。採択者は Anthropic の研究者と直接組み、Claude を使って自ら選んだ研究課題に取り組む。
- 対象領域は、因果的なヒト生物学、構造/計算分子生物学、創薬化学、ドラッグディスカバリー、臨床科学。
- 応募できるのは、大学・非営利機関・政府系研究所に所属する PI(研究代表者)とその研究グループ。応募書類には公開情報のみを記載する。
- 協業期間は 8〜12週間。一部プロジェクトは延長の対象になり得る。
- Anthropic 側はモデルと実行環境(harness)を無償で提供。現金報酬の記載はない。
- データと知財の扱いが明記されている。応募時も実施中もデータ提供は求められず、研究者は自分のデータの権利と、そこから派生する独立した後続研究の権利を保持する。成果は共同で公表し、付随するデータとコードはオープンソース化する。
- 応募期間は告知から約14日間。採択者には応募締切からさらに約14日後にメールで通知される。
- 関連施策として、生物学向けの最上位モデルへ直接アクセスできる Life Sciences Verification Program、研究者に Claude クレジットを提供する AI for Science がある。
実務への影響
- 自社案件に直結する話ではないが、「研究者のデータを取らない/権利を渡さない」という条件設計は、クライアントに AI 導入を提案するときの参照例として使える。生成AIへのデータ提供を懸念する相手には、こうした実例が説明の材料になる。
- 大学・研究機関・医療系のクライアントを持つ制作者にとっては、先方の研究者に案内できる具体的なプログラム。8〜12週間という短期で予備的エビデンスを狙う設計なので、提案のハードルは比較的低い。
- 成果物とデータ・コードがオープンソース化される前提なので、採択案件からライフサイエンス領域の公開データセットが増える見込み。
補足
締切の正確な日付は公式ページに明記されていない。応募を検討する場合は早めに原文を確認すること。
