Adobe予測、年末商戦のAI経由流入は前年比130%増
マーケティング関連GlobeNewswire (Optimum7)
ECエージェンティックコマース商品フィードUniversal Cart年末商戦
Adobeは11〜12月の米国小売サイトへのAI経由流入が前年同期比130%増になると予測。感謝祭が159%増と最大の伸びを見込む。あわせてGoogleが10月15日に米国で開始した Universal Cart の仕様も整理されている。
何が発表されたか
- Adobeの予測(9月28日公表)によれば、11月1日〜12月31日の米国小売サイトへのAI経由の参照流入は前年同期比130%増。2025年の同期は693.4%増だった
- 日別では感謝祭が159%増と最も大きく、ブラックフライデーが95%増、サイバーマンデーが88%増
- 予測は1兆件超の訪問、1億SKU、18の商品カテゴリーに基づく。AI経由流入はAIチャット・AIブラウザからの参照と定義され、全小売訪問に占める割合は非公表
- Googleの Universal Cart は10月15日に米国で提供開始。検索(AI Mode含む)とGeminiアプリで、複数小売店の商品を一つのカートに保存し、値下げや在庫変動を追跡できる。Shopping Graph の600億件超の商品リスティングを基盤とする
- 対応店舗では Universal Commerce Protocol 経由で Google Pay 決済が可能。非対応店舗では各店のカートへ遷移して自社サイトで購入完了となる。販売者(seller of record)は小売店側で、注文確認とサポートも小売店が担う
実務への影響
- 商品フィードの整備が、AI経由の露出を左右する前提条件になっている。Googleのマーチャントリスティングの必須項目は商品名・画像・価格と通貨を含むオファーで、推奨項目として GTIN、MPN、SKU、在庫状況、配送、返品ポリシーが挙げられている。ここの欠損は洗い出しておきたい
- ChatGPTのショッピング用フィードは item ID、タイトル、説明、商品URL、ブランド、販売者名、画像URL、在庫状況、価格の9項目が必須。ただしフィード登録は現時点で承認済みパートナー限定
- Universal Cart は決済が自社サイトに戻るケースが残るため、カート離脱の測定区間が変わる。計測設計を触らないままだと、AI経由の貢献を過小評価しかねない
- GoogleのUCPオンボーディングは米国の一部マーチャント向けアーリーアクセス。国内ECでは、まずフィード項目の充足とレビュー・在庫情報の鮮度を上げておくのが先になる
補足
- 公式発表は未確認。Adobe予測とGoogleの仕様を整理した事業者発のプレスリリースに基づく。数値はAdobeの公表値の引用。
